tretreさん(HP)は高知県の愛媛との県境付近、
四国山地の急峻な山あいの自然豊かな場所にある集落で、
自然のままのうまみや香りをたのしめるお茶やアメニティをつくられています。
先日ご紹介したいりこの「やまくに」さんと同じく、
私が前職で働いていたお店でもお取り扱いをさせていただいていました。
代表の竹内さんは、以前は京都の食にまつわる場所でバリバリとお仕事をされていた方。
良い食を知っている方です。
そんな方がなぜ高知の山あいの集落に?
そんな疑問は、tretreさんを訪ねたことで心にストンと落ちました。
竹内さんの話を伺いながら仁淀の自然豊かな中に点在する畑や蒸溜所を案内していただく中で、
「これこそが豊かなことなんだな」と自然と感じるようになりました。
竹内さんは元々は高知の街の生まれで、20代30代と京都でお仕事をされ、
40歳を目前にしたある時仁淀を訪れ、霧がかった美しい風景を見た時「ここに住みたい」と思いそのまま移住をされたそう。
仁淀に暮らす中で、ここでできることは何かと考え抜き、自生する山野草や釜炒り製法のお茶など、
昔から山の暮らしのそばにある素材を中心に、収穫からブレンドまで手作業で作る「摘み草ティー」と、県産ヒノキと仁淀川の天然水で採った蒸留水をつかう「ヒノキウォーターミスト」や「エッセンシャルオイル」などが生まれたそう。
仁淀の自然や季節とともに暮らす人々の手づくりの営みに寄り添って、
研ぎ澄まされた感受性と表現力で竹内さんしか生み出せない味と香りを作られています。
竹内さんの言葉からは仁淀や仁淀の人々に対するあたたかい気持ちが溢れていました。
そして、お世話になっているご挨拶に伺ったつもりが、いつの間にか生き方の勉強もさせていただいていました。
「大切なことは分かりやすいところに転がってはいないよ。
自分の力で考えて動いて見つけ出しなさい。」
そんな風に諭されたような気にもなりました。
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作られているものは、
澄んだ水や空気、四季折々の花や風の香りなど、
tretreさんが日々感じる山の暮らしのここちよさをそのままにお品に閉じ込めているよう。
お茶やアメニティを通して、味や香り、そこから湧き立つイメージや感覚を楽しむ。
その経験がとても豊かなことに気付かされます。
穏やかな営みから届いたギフトのようなお茶です。
過不足なく心地よさを感じるパッケージも素晴らしい。
長々と書いてしまいましたが、「百聞は一飲にしかず」。
あの目利きの方々が愛飲しているという、その味は間違いなし。
お茶好きの方も、そうでない方もきっと楽しんでいただけると思います。
クマでは現在、
摘み草ティー(ティーバッグ)4種と摘み草ティー(煮出し用)1種、によどヒノキウォーター(ルームミスト、アウトドアミスト)をお取り扱いしております。
ぜひみなさまの日常に。
写真提供:トレトレ株式会社